ロンドンの交通事情から考える規制緩和

先日行ったロンドンネタでもう一つ。

市内の移動に、地下鉄、バス、ブラックキャブ、ウーバーを使ったのですが、基本、クレカでどこでも乗れるのが一番便利だと思いました。そして日本でも問題になってるウーバーのような業者の参入に関して。ロンドンの場合は上手く棲み分けができてる感じがします。両方使って思ったのが、人数がいたり、荷物が多かったりしたら、ブラックキャブはとても快適。後ろには6人分の席があり、対面で座ってもトランクのような荷物を置くだけの余裕もある。しかも、ドライバーさんの知識が豊富で、観光ガイドのような役割もしています。ちなみに現在のブラックキャブは中国の電気自動車メーカーの吉利ブランドで中のバッテリーは韓国LG社のもの、だと運転手さんは教えてくれました。電気自動車になると、中国メーカーが圧倒的に強いですね。一方ウーバーは、通常は自家用車を使ってるのかと思ったら、たまたま乗った運転手さんは自分の車ではなく、車はリースしたKIAだと言っていてちょっとびっくり。これはイギリスでは車が高いということもあるようです。でも運転手さんは、自己管理の裁量が大きいようでとても満足しているように見えました。ところで日本でウーバーのような業者が、他の国での運用のようにタクシー産業に入ることは現状できていませんが、それは安全のため、という説明をよく聞きます。でもほんとに?ということを関西にいた時は感じました。

関東圏にいた時は、東京都内、神奈川県内という中で使う程度で県を跨るようにはほとんどタクシーを使っていなかったのですが、関西で大阪―兵庫間を使ったときのこと。

基本大阪から乗って兵庫へは行けるのですが、帰りのタクシーは人を乗せられないということ。営業区域がしっかり決められているので、越境行為が難しいと。えーこんな近いのに、とびっくり。そうでなくても日本のタクシーの運転手さんって道よくわかってないし、(お客さんに道を聞く人が多い)アプリ使えば予約料金もとられるし、運転手のことは保護しても顧客の方には向いてないなって感じがすごいしてたんですよね。

日本の場合、タクシー業界には限らないかもしれませんが、いろんな産業で規制が多くて、仕組みが複雑すぎることで新しい業者が参入しにくい→活性化しない→イノベーションが起きにくいということにつながっているように思います。そして別の業界から参入しようとすると、また規制をかける、、、という負の連鎖。ここのところ、国がお金を徴収すること、お金を配ることは聞きますが、規制を緩和するということは聞こえてきません。

多くの場合、安全を考えると規制を厳しくするということを考えますが、安全にしたければ、シンプルにする、ことが本来一番大事なことなのではと思います。複雑にせず、小学生でも分かるようなルールにすれば、間違いも起こしにくい。手順が増えるほど、プロセスが複雑になるほど本来の目的から遠のいてしまいます。国が成長するためには規制のあり方を考えた方が良さそうに思うのですが。

ロンドンでのタクシー乗車体験から規制緩和に思いが馳せました。


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