日本にいながら、若者にどう海外への関心を持ってもらうか?

日本にいながらどうやって若者に外国に興味を持ってもらうためにはどうしたらいいのでしょうか。

今年、神戸にある大学のゼミ生を相手に講義をしたことがありました。

その時に、2025年の大阪万博に行った人、と聞いたら二十名くらいのうちに1人くらいしか手をあげませんでした。万博が始まる前は、もう万博は不要だとか今時みんな海外旅行に行けるから、万博はいらないとかそう言った意見が多かったと思うのですが、実際には多くの若者は海外に行きません。一定の人たちが何回も行くと言うだけで。海外旅行が高いという声もありますが、さすがにこれほど円安が進むとほんと高いと感じます。でも、値段以前の問題として、国際イベントに興味がなかった若者が多かった。しかし、万博ほど、近場で世界を垣間見る面白い機会を提供したところはないと思います。もちろん後半大変混んではいましたが、パビリオンに入れなかったとしても歩いていろんな建物を見るだけも、各国の文化を感じることができましたし、あれほどの限られたスペースであんなにたくさんの国に同時に触れると言うことはほとんど現実には不可能なのでぜひ関西の若者には行ってもらいたいと思ったのですが、みなさんあまり興味がなかったようでほとんど行ってないのにはびっくりしました。特にあの場で働いた人はものすごく貴重な経験をしたと思います。一般的に感じるのは若い人は特に受け身の人が多いのかな、と言うこと。外国から人が来ることでこれからの若者が日本にいながら外国人と働かないといけないことは必須なのに、向こうが合わせてくれるでしょ、と。日本にいるんだから日本語話してくださいと。でも、言語が話せるということと、文化的背景を理解しているということは必ずしも一致しません。メンタル的には外国人のまま、日本語を話す人、メンタル的に日本人のまま英語を話す人はよくいます。そういう意味でも海外体験、自分がアウェーの場で他の文化に触れるというのはとても大事だと思います。その人たちがどうしてその行動を取るのかというのは文化的背景がわかるとわかりやすい。言語能力以前に、興味の対象を広げるという意味で外国に興味を持ってもらうというのは大学に入る以前に可能です。というか、それこそが、もっと若いうちにできていると、将来に対しても違った目標や目的ができそうです。国の政策に頼るだけでなく、家庭でできる範囲のことも日々の生活を見ると結構あると思います。それには親がまず興味を持つこと。

日本の中にいても環境を整えることで、ある程度の影響はあるとは思いますが、外国に興味がある人、全く国内志向という2極化は多分このまま進んでいくのでしょうね。日本の中で海外の人と上手くやっていくと言うレベルと、海外で使える日本人人材というのは必ずしも同じカテゴリーではないです。国や大学がどのレベルを目指して、どういう人材を育ていたと思っているのかというのは明確にした方がいいと思います。

宴のあと。。。